自分と向き合うことができてこそ、他人と向き合うことができる。
自分と向き合うことができない。
または”自分の弱さを認めることができない”うちは、 他人と本当の意味で向き合うことは難しい。
なぜなら、自分の弱さを認めれない人は、
他人に弱さを見せることがなかなかできないから。
厚い鉄の壁を張り、
自分が傷つかないように、
悟られないように
自己防衛をしてしまうくせ。
まるで、大声でキャンキャンと鳴く小型犬のように。 弱い自分を覆い隠すように。
このように、”素をさらけ出させない関係は、お互いに疲れてしまうだけ。”
相手が弱いところも見せられるように、
こちらも肩の力を抜いて素直になることが必要である。
自分の弱さを認めれない人は、
他人の弱さに気付くことが苦手だ。
なぜなら、 自分の弱さを見て見ぬフリなので、人の気持ちを察知する感度が弱く、
他人の深い部分の気持ちを想像できる余裕はないから。
無意識のうちに、表面的な部分だけに反応し、相手をこういう人だと決め付けてしまいがちだ。
だから、誤解が生じ、変な方向に一人歩きしてしまう結果に。
これは、本当の気持ちで相手と対話ができていない証拠。
反対に、他人の気持ちを想像できる人は、
例え、相手にキツイ言葉を投げかけられたとしても、
「何か嫌なことでもあったのかな?」とか
「何か理由があったのかな?」とか、
その人の”心の背景を想像できる余裕”がある。
決して言葉だけを鵜呑みにはしない。
よく言えば、受け流すことができる。
これができるのは、相手の本心(根っ子の部分)をちゃんと向き合って見ようとしているから。
人は寂しい時、悲しい時、苦しい時、余裕がない時、愛に飢えている時、弱くなっている時ほど、ネガティブな方に心が向きがちになる。
そのため言葉がきつくなったり、空回りになったりする。
例えば、
「あー。私、なんで、あの時あんなこと言っちゃったんだろうって」
という後悔。
これは誰もが一度は経験あることだろう。
そして、大人が不得意としていること。
それは、素直さ。
子どもの頃は、素直に「嫌なこと言ってごめんね。」と言えてたことが、
大人になると、素直に「ごめんね」が言えない大人が多いものだ。
「負けや事実を認めたくなくて、
”正当化するクセ”
がついてしまっている。 」
という愚かさ。
大切なのは、自分を見つめ直し、弱かった自分を認め、反省すること。
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「目で見るのではなく心の目で見ること。
声を聞くのではなく心の声を聞くこと。」
怒りっぽい人、文句ばっかりいう人、
一見強そうに見える人が、実はとっても弱い人だということ。
いつも優しくて、よく笑っている人が、実はとっても強い人だということ。
幸せそうに見える人が実はたくさんの辛い経験を乗り越えてきていると人だということ。
「目には見えないけれど、心で見ようとすれば、本当のことが見える。 」
人間誰だって完璧じゃないからね。
相手の本当の気持ちを汲み取ってあげよう。
それが、優しさ。
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「弱さを認める勇気」
毎日、様々な場所で
「自分と向き合いましょう」
「自分の弱さを認めてあげましょう」
と言われている。
よく分からないという人も多いだろう。
私もまだまだ修行の身だ。
こればかりは無意識の部分だから、ゆっくりゆっくり、
その人のペースで、理解していくしかない。
私は〇〇したかった。
私はあの時苦しかった。
私はあの時寂しかった。
私は、とっても辛かった。
私は悔しかった。
私はあの人が羨ましかった。
私は自分の都合ばかりを優先して人の気持ちを考えていなかった。
私は自分の気持ちを押し殺し自分にも周りにも嘘ばかりついていた。
いつも、人や環境のせいにしてた。
「自分の弱さを認めることは、勇気のいることだ。」
見て見ぬふりして、
逃げることもできるけど、
”弱さ”は、ずっとずっと、しつこく、追いかけてくる。
これは、とっても苦しいことだ。
だからこそ、潔く、勇気を振り絞って、弱さを認めることが必要なのだ。
そうすれば、一気に解放されて楽になれるから。
「弱さを受け入れた者だけが、本当の意味で強くなり、幸せの扉を開いていく。」
自分の弱さを認めれている人は美しい。
その美しさは多くの人に魅了され勇気と希望、そして感動を与えている。
「 自分はなんて小さい人間だったんだろう」って恥ずかしくなるだろう。
自分の弱さを認め、自分と向き合い、そして自分を許し愛することができたなら、他人のことも許し、愛せるようになり、本当の気持ちで相手と向き合うことができるようになる。
まずは、自分のことを愛そう。
そうすれば、自然と周りの人も愛に満たされ、幸せになり、愛の連鎖は
広がっていくから。
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